(心理)認知行動療法  ストレスへの対処法-13

認知行動療法の柱の一つである「問題解決法」は、「行動」に変化を与える方法です。

 

「行動」に変化を与えるには、ほんの少し、人によってはかなりの勇気が必要です。

 

とくに、「人間関係がうまくいかない、苦手だ」とおっしゃる方は、工夫を試みてみましょう。

 

 

「ひとりでは無理、自信がない、勇気がない」と思っている方でも、カウンセラーと一緒に

 

作戦を立てることからはじめてみるのはいかがでしょうか。

 

 

工夫すればうまくいく人間関係もたくさんあります。

 

それを端から「苦手」と決めつけていては、克服する大事なチャンスを失います。

 

ますます苦手になって支障が出てきます。

 

 

さらに別の場所に移っても、同じようなタイプの人・状況に出くわします。

 

「苦手意識」がずっとくっついてくることになります。

 

 

確かに行動に移さなければ、それによる直接的な、

 

その場の小さな失敗だけは避けられるでしょう。

 

しかし、それは長い目で見れば問題の先延ばしに過ぎません。

 

 

結局、その繰り返しとなり、将来へのツケを大きくしてしまうことになります。

 

 

『まずは実行あるのみ!但し、綿密な計画を立てて‼』というのが「問題解決法」です。

 

将来への展望や自身に繋がる成功への道を、少しずつ確かなものにしていきましょう。

 

 

臨床心理士 宮仕 聖子