理気航法でお馴染みの金澤克彦です

今回は、金澤克彦さん<水氣道少初段下[1](特別修練生[2])>からの御寄稿です。

 

 

 

皆さん、どうもこんにちは。理氣航法[3]でお馴染みの金澤克彦です。

 

 

私が水氣道を始めて、早くも四年の月日が経ちました。

 

 

気が付けば、帽子の色も白[4]から朱[5]、朱から黄[6]色になっていました。

 

 

何時の間にか、水に入ると自然とリラックス出来るようになっていました。

 

色んな変化に気づくことができる今日この頃です。

 

 

さて、今日は呼吸について少し書いてみようと思います。

 

 

実は私、普段の呼吸がすごく浅いのです。

 

 

先生から『君、息止めてない?』と言われるほど、

 

呼吸に関しては全く自信がありません。

 

 

『おいおい、そんな人が理氣航法【3】なんかレクチャーしていいんかい』

 

と言われそうです。

 

 

しかし、不思議なことに、プールに入ると人一倍息が吐けるようになるのです。

 

そして体がそれを要求しているようにも感じます。

 

 

これは一体どういうことなのでしょうか。

 

 

水に入ることによる安心感なのか、

 

自然に統合呼吸[7]になるからなのか、

 

はたまた前世が深海魚だったのか、

 

多分いろんな要素が含まれているのだと思います。

 

 

ともあれ、最近はプールで息を吐くということが、

 

私にとって非常に重要な習慣になってきているなと感じています。

 

 

普段、私達は意識をしなくても呼吸をしていると思います。

 

でも私のように悪い習慣に気づかないまま浅い呼吸になっている方、

 

人工的な現代社会にあっては沢山いらっしゃるのではないかと思います。

 

 

ですから、一度、水の中で意識して呼吸してみることをお勧めいたします。

 

 

そこで今まで気が付かなかったことが少し見えてくるかもと思うのです。

 

 

 

<注釈>

【1】 少初段下:水氣道の初段は少初段下・少初段上・大初段下・大初段上の4階級制です。

 

【2】 特別修錬生:黄帽子を被りますが、支援員見習いの修錬生の扱いです。

 

【3】 理氣航法:心身を巡る氣の流れを改善することを目的とした水氣道の応用技法。

 

【4】帽子:級外(体験生)、7級(特別体験生)、6級(初等訓練生)、5級(中等訓練生)および4級(高等訓練生)が被る帽子です。

 

【5】 朱帽子:准3級(特別訓練生)、3級(初等修錬生)、2級(中等修錬生)および1級(高等修錬生)が被る帽子です。

 

【6】黄帽子:上記各級の初段の他、弐段および参段が被る帽子です。

 

【7】 統合呼吸:水氣道で身につける呼吸法。腹式呼吸と胸式呼吸を統合した自然な呼吸法。