Mr. NoGucci の懺悔録 No.12 <さらにやせない言い訳>

さらにさらにさらに、「わかっています…でも」Part6

 

 

辞書を引くと「反省」とは、また「内観(ないかん)」に同じ、とされます。

 

Mr. NoGucciは反省しても内省に欠けることを、目下、反省中、否、内省中です。

 

Mr. NoGucciはこうして「過去を内省」すれば内観することにもなるのでしょうか?

 

 

そこで、内観について調べてみました。

 

  1. 白隠禅師の内観法:白隠は江戸時代の禅僧で白隠慧鶴と号したそうです。

 

その著書『夜船閑話』(やせんかんな)に紹介される心身リラックス法が内観法。

 

白隠は修行時代に心身のバランスを崩して禅病(ノイローゼ状態)に陥りました。

 

そこで京都白川の山奥に住む「白幽子」という仙人に伝授された

 

「内観の法」により、健康を回復したといいます。

 

 

その方法は、仰向けに寝て、

 

丹田から両足にかけての範囲に意識を置くための4つの公案を静かに唱えるというものです。

 

自律訓練法に似ているとされます。

 

 

Mr. NoGucciは、高円寺南診療所で勤務する中で、自律訓練法を習得しましたが、

 

これにも、最初はかなりの心理的抵抗がありました。

 

このお話は、いずれまた・・・

 

 

2.「内観」という用語:

 

明治期の浄土真宗の思想家・清沢満之が「内観」という用語を用いました。

 

昭和期の実業家で僧侶の吉本伊信が

 

諦観庵(浄土真宗系の信仰集団)に伝わっていた自己反省法の「身調べ」から

 

秘密色、苦行色、宗教色を除き、「内観」と名づけ、万人向けのものとした修養法です。

 

 

浄土真宗だけでなく、

 

たとえば内村鑑三のようなキリスト教信者も「内観」という言葉を用いているそうです。

 

現在、医療に応用されて内観療法ともいわれます。

 

森田療法と並ぶ日本起源の心身医学療法として国際的に認められています。