循環器・腎臓・血液内科 Vol.1

今月のテーマ<循環器の特定内科診療>

 

「急性心筋梗塞」Vol.1

 

 

急性心筋梗塞は生命にかかわる病気なのですが、

 

多くの場合、すぐに受診してくれません。

 

医者の寿命も確実に縮まっています。

 

以下の症例は、平成元年以来、経験してきた症例で、

 

すべて中高年以上の男性です。

 

しかし、若い人や女性でも発症するのでご注意ください。

 

 

 

自覚症状の受け止め方が大切です。

 

ですから、5症例の自覚症状と最終診断をご紹介します。

 

とくに、安静でいても20分以上持続する激しい胸痛、

 

冷や汗、吐き気の他、呼吸困難が主体のこともあり、

 

心臓が原因であることに気づきにくいこともしばしばです。

 

特に糖尿病を合併している高齢者は自覚症状が表れにくいことがあります。

 

自宅入浴時に発症して亡くなった悲しい経験をしたことがあります。