神経・アレルギー・膠原病内科Vol.4

今月のテーマ<脳卒中>

 

 

脳卒中慢性期治療

 

 

1、脳卒中後遺症に対する治療

 

後遺症のうち、運動麻痺、失語症などの神経症状は

 

主にリハビリテーションが中心となります。

 

 

2、脳卒中再発予防対策

 

○頭痛、めまい(特に脳梗塞後のめまい)などの自覚症状:

 

脳循環改善薬が有効です。

 

 

○自発性低下、情緒障害などの精神症状:

 

脳代謝改善薬が有効です。

 

この種の薬は、抗血小板作用もあるため、

 

脳梗塞再発予防効果も期待されています。

 

 

抗パーキンソン病薬を兼ねるアマンタジンは、

 

脳血管障害の慢性期の意欲・自発性低下

 

に対する効き目が優れているようです。

 

 

 

○脳卒中後のうつ状態:

 

抗うつ薬の投与が推奨されています。