6月16日(木) 消化器・代謝内分泌内科 Vol.4

今月のテーマ<消化管機能障害>

 

「過敏性腸症候群」(IBS)

 

一般に、臓器や器官の働きが損なわれているが、

 

病変部位を視覚的に確認できないときに、器質的疾患がなく、

 

機能的疾患といいます。

 

 

「過敏性腸症候群」(IBS)は器質的疾患がないにも関わらず、

 

便通異常があって、腹痛や腹部膨満感を伴う、

 

再発し易い慢性の腸の病気です。

 

 

主たる機能異常は、腸管の運動が異常になり、

 

痛みに対して過敏になることです。

 

 

自律神経や中枢神経系の異常との関連が指摘され始めています。

 

 

日本消化器病学会より

 

「機能性消化管疾患診療ガイドライン2014、IBS」に

 

IBSのタイプ別の治療の流れが公表されているので、

 

現場でも参考にしています。