【号外】世界的に悩ましい『骨粗しょう症』医療Vol.1

6月3日付けインターナショナル・ニューヨーク・タイムズの第一面トップです。

 

 

いきなり、かなりインパクトのある写真が掲載されていました。

 

 

これは私どものような臨床医にとっては見慣れた写真に過ぎません。

 

 

しかし、これを医学専門誌ではなく、

 

一般紙の、しかもトップでこれを見ると、

 

反射的に、「何事か?」と驚くほどのインパクトを感じました。

 

 

 

骨粗鬆(こつそしょう)症に関する

 

米国の医療問題についての記事をご紹介いたしましょう。

 

 

これはわが日本国の医療にも共通する課題でもあります。

 

 

以下の写真を解説します。

 

 

 

悩ましい副作用

 

椎骨のCTスキャン像。

 

(画像クリックで拡大、ブラウザの戻るボタンで本文へ)

16060301

<左から、正常中等度の骨粗しょう症重症の骨粗しょう症

 

 

各種の報告によれば最も多く処方されている

 

骨粗しょう症治療薬が下顎骨を壊死させたり、

 

大腿骨骨折を引き起こしたりするという。

 

 

そのことが多数の患者を震撼させ、

 

この病気になる危険性を甘んじて受けると言っている。

 

 

(骨粗しょう症)治療薬の使用量は

 

2008年から2012年までに半減している。6面へ

 

 

 

本日は、このあたりまでとします。

 

この写真のイメージだけでも

 

記憶に残しておく価値があると思います。