氣の分類と「理氣航法」No.2

<2>氣病(氣の失調)の分類別対処法

 

気虚に対して、補氣すなわち氣を補い充実させます。これが補氣法です。

 

 

気鬱に対して、氣の流れをスムーズにします。これが理氣法です。

 

 

理氣航法」が水氣道による理氣の方術です。

 

 

氣逆に対して、氣の流れの方向を正常な方向へ戻します。これが安神法です。

 

 

 

安神航法」(未公開)が水氣道による安神の方術です。

 

ただし、この方術を体得するためにはしっかりと

 

理氣航法」の稽古を続けたうえで、

 

自律航法」を習得することが必要です。根気を必要としますので、焦らないことが肝心です。

 

 

最初は、理氣航法をしっかりと自分のものにすることを目標にしてください。

 

 

水氣道の稽古に参加したいのに、参加できない方には「補氣法」を用います。

 

 

<3>水氣道の「理氣法」と「補氣法」たとえば胸焼け(逆流性食道炎)、

 

げっぷなどの症状が出やすい方、このような方は、

 

初期には過活動傾向になりエネルギー消費が過剰になります。

 

そこで氣力そのものが欠乏し不足している人、

 

つまり、気虚(キキョ)の人には、理氣の前に「補氣」を行います。

 

ですから理氣航法の指導者は、

 

支援員のうちに、補氣の技を研修しておかなければなりません。

 

ただし、日頃の水氣道の稽古で補氣航法なるものを行わないのは、

 

親水三航法とイキイキ体操(準備体操)に補氣効果があるからです。

 

稽古に参加できるまでの人は、

 

稽古に必要なだけの最小限度の氣には満たされているはずだからです。

 

 

しかし、これが長期化するとエネルギーが消耗し、

 

枯渇して氣虚(キキョに陥るので、早い段階での見極めが肝心です。

 

パニック障害、広場恐怖の方、不安に襲われやすく、いつも緊張し、睡眠の質が低下しているような方、

 

理氣法とは、一定の気力がある人で、

 

気鬱氣逆の傾向にある人向けの基本的な調整法です。

 

そのうち氣逆タイプの方には注意が必要です。