氣の分類と「理氣航法」No.1

1)氣病(氣の失調)の分類

 

氣の不足によるもの

 

氣虚(キキョ)・・・エネルギ―不足

 

 

<水氣道式自己鑑別法> 

 

朝起きが辛い、食欲がない、意欲が湧かない、

 

水氣道の稽古に参加する氣力と体力の不足を感じる。

 

結局、水氣道の稽古場にたどりつけない。

 

 

 

氣の過剰によるもの

 

気鬱(キウツ)・・・エネルギーの流れがせき止められている状態

 

氣逆(キギャク)・・・エネルギの流れが逆行している状態       

 

怒りが急激に生じると“逆上”という状態になりますが、

 

東洋医学では氣の上逆、これを“氣逆”といいます。

 

 

たとえば、上から下に流れるべき氣が逆流する場合。

 

 

<水氣道式自己鑑別法>

 

 

『水氣道の稽古に参加すること自体は不可能ではない。』

 

 

この場合、以下のいずれかの傾向はないでしょうか。

 

 

 

1、仕事や家事のやり残しが氣になる。

 

 

『水氣道の稽古場に行けば充実した時間を過ごせて、

 

達成感も得られることがわかっているのに、何となく寂しく億劫な気がして、

 

なかなか出発できず、遅刻がちとなる。伸び伸びとした開放感を楽しめない。』

 

気鬱

 

 

 

2、上半身がのぼせたり、ほてったり、げっぷがこみ上げてきたり、胸騒ぎがはじまる。

 

 

『水氣道の稽古で個別の訓練は良いが、ゆったりとした集団のリズムに合わせたり、

 

リラックスしようとするとかえってイライラして落ち着かなくなって困る。』

 

氣逆

 

『理由もなくめまい、動悸、息切れがして不安になったりイライラしたりする。』

 

 

次回は、それぞれのタイプ別の対処法について説明します。