(心理)認知行動療法  ストレスへの対処法-1

認知行動療法、これを私たちはCBTと呼んでいます。

 

代表的なストレス対処法の一つとして、わかりやすくCBTをご紹介させていただきます。

 

 

 

 

例えばこのような場面を想像してみて下さい。

 

 

お店であなたが「これをください」と言った時、店員は「あ、はい…」とそっけない対応でした。

 

あなたはどう思いますか?

 

 

A)私の言い方が変だったかな…(と思って不安になる)

 

B)仕事なんだからちゃんと応対してよ!(と思って怒る)

 

C)何かあったのかなー?(と思って気にも留めない)

 

 

このように同じ場面でも、人によって様々な捉え方があります。

 

 

そしてストレスの受け方にも違いが生じ、

 

ある人は不安になったり、腹を立てたり、胃が痛くなったり、

 

一方である人は気にも留めないといったことが起こります。

 

 

このように、人によって異なる物事の捉え方のパターンを「認知のクセ」と呼びます。

 

 

 

認知行動療法では、まずこの自分の「認知のクセ」に気づくことが第一歩です。

 

 

ご自身の「認知のクセ」を知り、より柔軟なものにすることで、

 

今まで苦しんでいたストレスも「ストレス」と感じなくなることでしょう。

 

 

 

「認知行動療法」と言うと何かむずかしいものと感じられるかもしれません。

 

 

でも心配はいりません。

 

 

カウンセラーが認知のクセに気づけるようリードします。

 

 

また、より良い物事の捉え方を納得して身につけるために、一緒にワークをやっていきます。

 

 

「こんな風に考えたことがなかった!」と驚きや発見があると思います。

 

 

この方法は「ご自身の捉え方を変える」ことでストレスにうまく対処するという、

 

一度身につければ生涯使い続けられる方法でもあるのです。

 

 

上のAやBの人が少しCのような考えを浮かべられたら楽ですよね。

 

 

臨床心理士 宮仕 聖子